山行報告 | ||||
報告者 山口 博 | ||||
山行日 | 2010年11月7日 | 天候 | 晴れ | |
ルート | 登山口ー778ピークー東峰ー三角点ー中峰ー西峰ー三角点ー登山口 | |||
コース タイム |
新田辺(7:00)−銚子ヶ口登山口(8:40/9:00)−東峰(11:40/12:30)−三角点(12:40)ー西峰(13:20)−東峰(14:10)−登山口(16:10/16:30)−新田辺(18:30) | |||
参加者 |
|
|||
山行報告 | ||||
10月23日の予定を変更して実施しましたので、武奈ヶ岳・三重嶽と重なり担当者には迷惑をお掛けしました。3名のキャンセルが出ましたが20名の参加が有り、お陰でバス山行が出来ました。7時に新田辺を出発し永源寺ダムから杠葉尾登山口には8:40に到着しました。 秋月会長の指導で準備体操をして9時に出発しました。 ブナ林も頂上付近は落葉して明るいが、落ち葉で踏み跡がなく登山道は判り難くて迷い易くテープを探しながら歩きました。 東峰からは下りで歩き易い道ですが、歩き応えの有る下山道で2時間も掛かりました。 蛭の多い鈴鹿の山ですがこの時季は蛭の心配が無く、晩秋の紅葉を堪能しました。 SLの岡部さん、参加頂きました皆様有り難う御座いました。 |
||||
感想文 | ||||
山下 隆 |
||||
綿密な計画を立てたSLに今日はのせられたようだ。帰路のバスの中で「今日は7日ですが、誕生日の方はいませんかー」との声。するとSLとのグル人が「山下さーん 7日と違いますかー」と。仲間の誕生日を覚えている方はまず居ないはずなのに。その後に続く拍手に小生の抵抗の声はかき消されてしまった。何年か前にも計画された感想文事件がありました。談山神社でCLの奥野夫人がお饅頭を作ってきて、その中に当たり札を入れておき、感想文を書いてもらおうと計画した毒饅頭事件です。当たりの方の名乗り出は無く、彼女は半べそとなる。後日、感想文はちゃんと「かんなび」に載っていました。(最近はこの事件を知らない会員もいるので紹介しました) 今日の山行には2つの新しい道具が加わった。一つは食事休憩の時のマットを2枚にして厚くした。これは、先般ビバークした方が大きめのマットは寝る時に大いに役立ったとのことで、衣服の下に入れれば、いざという時の暖房にもなるし。もう一つは、高度計付きの時計だ。お持ちの方が多いが、小生はようやく手に入れた。「ムサシ」のチラシに、1万円のものが7千円で発見。ワイフにチラシを見せると「この年でまだ欲しい物があっていいわね!」のヒヤカシ付きでの早めのX’masプレゼントとなる。天気の動きまで予報出来る優れモノだ。1年生のランドセル気分を久しぶりに味わう。今日はまだマニュアルが身についてなく,高度計は50mの誤差があった。裏を見るとmade in chinaとある。小生の身に付けている上から下までかなりの部分が中国製に占領されてしまっている。日本の製造業の衰退に協力している自分がいる。小生も現役時代は製造業に身を置いていたので、気分は複雑だ。 長い長いヒノキの樹林帯をようやく抜け出すと、木の間から見える上の方は紅葉した木々とヒノキの緑のタペストリーが見え、心も落ち着かなくなる。幾つかの難所を越えて足場も広く安全な地帯に出ると、そこは黄色の世界が眼前一面に広がる。今日の登山での黄葉が最高のベルト地帯に入ったようだ。足元には、ここ2,3日の内に散ったと思われるかえでの赤と黄葉はまだ生き生きしている。なだらかなきり通しには、出来たての落ち葉の絨毯が出来上がり、本日のハイライトだ。 思わずSLは「枯葉よー 枯葉よー」と口ずさむ。小生も一緒に口に出すが、その前後の歌詞はまったく忘却の彼方にありき。人生とは忘れることか!少しシャクダ。たしか、淡谷のり子や越路吹雪が歌っていたはず。帰ってから、ネットで調べた。1940-1950に歌手のジュリエットグレコが歌い、人気を博し「初老以上の人に親しまれている<懐メロ>」と紹介されていて、初老の我々にあまりにもぴったりの表現なので笑ってしまった。前後の歌詞は「過ぎた日の悲しみ あの夜の恋の歌 枯れ葉よ 枯れ葉よ たえまなく 散りゆくかれ葉よ 風に散る 落ち葉の 冷たい土に・・・・・」とのこと。覚えておくのは少し無理なセリフだ。 天気はだんだん良くなり、青空が広がってくる。東・中・西峰・水船の頭 と尾根歩きの途中は紅葉の真っ盛りで、この景観を求めて3時間のつらいのぼりを頑張ってきたのだ。 市民秋山登山の時の紅葉もよかったが、あの時は世話役という重荷を背負っていた。今日は後に付いていけばよく、しかも尾根歩きは空身のルンルンの足軽で、CL,SLさんのお陰で楽しく気が楽な山登りが出来てありがとうございました。 下山して車が走り出すこと5分、中谷運転手が突然車を止めてくれた。中谷運転手もすっかり我らの習性がわかってくれているようで、準会員だ。そこは田舎風の酒屋だった。どんな山奥にも酒屋さんはあるものだ! 6時半には松井山手に着く。場所・時間・暗さも丁度よく 男性群のほとんどは常場所となった「○△×屋」に直行となる。呼び出されたNさんも登場となる。今日の銚子ケ口は天気・紅葉に恵まれ幸せ度が上がり、いつもより量が増えたようで、左・右と体重を振りながら100m先の自宅に帰り着いたようだ。 本日の企画を立案・実行してくださった、山口さん、岡部さんに大感謝です。 |